きらら支える人企画


〜ゆいまーるの会勉強会との合同開催〜

「支える人」をテーマに講演と交流会を企画しました。
視覚リハビリテーションや災害支援に長年従事されてきた原田敦史さんと、
神戸アイセンターのビジョンパークで常に新しい発想の寄り添いに挑戦されている山田千佳子さんと、プラスαによる鼎談です。
プラスαには、当事者スタッフの守田さん(ゆいまーるの会代表)、石川、的場が場面ごとに入れ替わりながら、鼎談が進んでいきます。
仕事の中で、またオフの活動の中でお二人が感じておられる思いに迫りました。
視覚障害をもつ私たちは支えられることはあっても、支えてくれる人の思いにふれることは少ないです。
このひとときの中に、皆様の日々の取り組みにつながる気付きがあるかもしれません。
フランクなインタビューから、お二人の今につながる根のお話をたくさん拝聴しました。
フロアは満席、今の自分につながる「支える人」エピソードも飛び込んできました。
こんな企画、すごい、よかった、こういう話が聞ける機会はなかなかないとのコメントもあり、熱いひとときとなりました。
ランチではゆいまーるの皆様ときららメンバーでにぎやかに交流しました。
午後の交流会では、午前の公園からさらに一歩ふみこんだ話題や、テーマ以外のパーソナルな話題も出て、さらにあったかモードの交流ができました。
まるごと1日参加してくださった講師のお二方に感謝です。
きららの石川としてラストの企画となりました。
みなさんの大切な人生のひとひらにご一緒できたこと、
時間を分かち合えたこと、スタッフとしてのやりがいをいただいたこと、
最後までつきあってくれたみんなに、感謝しています。
たくさんの笑いと涙、素敵な1日をありがとうございました。

●日時:2020年1月26日(日曜日)10時〜12時
●会場:難波市民学習センター(なんばO−CAT4階 第1研修室)
●鼎談:支える人に聴く
●講師
原田敦史氏 堺市立健康福祉プラザ 視覚聴覚障害センター
山田千佳子氏 公益社団法人ネクストビジョン

●ランチ会
会場:スーパードライO CAT店(なんばO−CAT5階)
●おしゃべり交流会と石川さんを送る会その2

参加者 講演 40名(きらら20名)

【講師プロフィール】
★原田敦史(はらたあつし)1971年、名古屋生まれ
大学卒業後、国立の視力障害センター(函館→神戸)に勤務。
サッカーワールドカップとUSJのために神戸に転勤する。
神戸時代にきんきビジョンサポートを立ち上げ、また、きららの立ち上げ、運営に関わる。
やりたいことがありすぎて国立を辞めて、大学時代になじみのあった仙台へ。
仙台では日本盲導犬協会勤務。犬の訓練はせず、人の訓練専門。
東北は広くて100キロ運転して訓練し100キロ運転して帰る日々を送る。
その際東日本大震災が発生し、現地対策本部で1年間仕事をしつつ支援活動を実施。
堺に施設ができると聞き、東北へのレンタル期間は終了と宣言し関西に戻る。
現在は堺市立健康福祉プラザ 視覚・聴覚障害センターに勤務。
歩行訓練士・社会福祉士

★山田千佳子(やまだちかこ)兵庫県明石市生まれ
公益社団法人NEXT VISION 事務局長
佛教大学大学院社会学研究科修士課程修了
社会福祉士・認定心理士・社会教育主事
平成27年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞開発部門」受賞
眼科領域の研究・医療から視覚障害リハビリテーション、見えない・見えにくい人の就労・学習支援などさまざまな福祉へつなぐハブ拠点の役割を持つ神戸アイセンター。
その玄関口にある「Vision Park(ビジョンパーク)」で見えない・見えにくい人だけでなくすべての人にロービジョンケアに関するさまざまな情報を提供し、
視覚障害や視覚障害者に対するイメージを変革するための活動を行っている。

★参加者の声



普段なかなか聞くことのできない、支える側の立場の方から貴重なお話を伺うことができました。
私はこれまでいろんな方からたくさんの支援やサービスを受けてきました。
特にガイドヘルパーさんにはすごくお世話になっていて、そんな身近なガイヘルさんのことをもっと知りたいと思い、同行援護従事者養成講座を受けました。
今回のイベントのように、支える側の立場にある方々の率直な気持ちを聞くことができ、支えてもらっている側のものがもっと積極的に情報発信していくことで、支えてくださっている方のお気持ちに少しでも答えられるということを教えていただきました。
原田さんや山田さんの考え方を自分の中にほんの少しでも取り入れることができればと思っています。
たくさんの学びをありがとうございました。

午後からの石川さんを送る会では、2分という縛りの中、自分の思いをうまく伝えることが難しかったのですが、石川さんからあたたかいお言葉をいただき、とても感激でした。
石川さん、これまで本当にありがとうございました。
石川さんらしく輝き続けてくださいね。
どうかご無理だけはなさいませんように。
昨日のイベントを中心になって運営してくださった的場さんや石川さん、森田さんをはじめ、最後までお付き合いくださった原田さん、山田さん、かかわってくださった皆さまに感謝致します。
ありがとうございました。