「ビジョンパーク見学&危機管理講座(歩行編)」

今回は、2017年12月にオープンした神戸アイセンター内ビジョンパークの見学にお出かけしました。
関心の高さから多方面からたくさんの皆様にご参集頂き、総勢35名での遠足?状態でした。
グループに分かれてポートライナーに乗ったり、ペアを組んでの移動や見学も晴眼者の皆様に支えられ、安全に過ごすことができました。
危機管理講座(歩行編)では、歩行訓練士の原田敦史氏を講師にお迎えし、白杖の目的、持ったときのメリットとデメリット、白杖を持たずに歩く際に気をつけることなど、歩行の安全についてお話いただきました。
フロアとの双方向のやりとりにて共に考えつくる講座となりました。
講座後きらら恒例の交流会ではフランクなひとときを持ちました。

日時:2018年1月27日(土)11時〜15時
会場:神戸アイセンター内ビジョンパーク(神戸市中央区港島南町2丁目1番地)
講師 原田 敦史 氏(堺市立健康福祉プラザ視覚・聴覚障害者センター館長)
参加者 きらら15名(プラス当事者5名 支援者さん、ガイドさん15名)

参加者の声



★まるごと有意義な1日に



新しくできた神戸アイセンタービジョンパークの見学と原田さんの講座、交流会と1日盛り沢山の企画でした。
話題のビジョンパーク見学、各フロアの特徴、アイセンターが目指すものを聞くことができ、有意義な見学会となりました。
ドライビングシミュレーターや癒しの音楽エリアも体験でき、感謝しています。
原田さんの講座では、白杖の必要性、役割、メリット・デメリットをわかりやすく確認できました。
白杖を持つまでの思い、白杖を持ったことでの嫌な思いなど、参加型の講座で良かったです。
また、雪道での歩行訓練のことや車に接触したときの責任の所在など、難しい質問にも答えていただけました。
原田さんならではの講座となりました。
きらら交流会では、講座を踏まえて白杖、歩行をテーマに気軽に意見交換をしました。
弱視、全盲、先天、中途、見え方はさまざまですが、見えない、見えにくい仲間だからこその共感がありました。
誰かの工夫が他の誰かの参考になればと思います。
ご参加頂いた歩行訓練士、視能訓練士の方に、当事者の生の声を聞いてもらえたことも良かったです。
きららは同世代ならではの共感あり、笑いあり、見えないなりの工夫の共有あり、有意義な会です。
きららを通じて、次へのステップにつながる何かを見出していきたいです。

★ずっといたいと思える、学びのある場としてのきららを



参加者多数、支援者の皆さんもご一緒での1日でした。
ビジョンパークへの関心の高さを感じました。
危機管理講座も、歩行という身近なテーマで皆さんの興味も高かったです。
ガイドさん、歩行訓練士、視能訓練士と、当事者と関わりの深い方々の参加に意味があったと思います。
手引かれ方、講座、お手伝いしましょうかと声をかけてもらった時の講座など、サポートする側、される側、お互いにとって良い関係性を考えられるような企画ができるといいですね。
きららは仲間と集える場所です。
メンバーみんなが安心して参加できる、長くつながっていたいと思えるきららであってほしいです。
これからも、きららでたくさんのことを学び成長していきたいです。

★思いを分かち合えるきらら、私にとって大きな存在



ビジョンパークの見学では、スタッフの方から建設にあたってのコンセプトや苦労話などを伺いました。
安全にまわれてありがたかったです。
原田先生の講座では、白杖についての思いを話し合えてよかったです。
暖かくなったら、お出かけレクも良いですよね。
京都は、手帳で無料になる観光地が多くて羨ましいです。
きららの皆さんは色々な目の病気で、全盲の方から弱視の方まで幅広い悩みを抱えて生活しています。
今回のテーマ、「白杖」についてだけでも、急に目が悪くなって持つしか選択肢がなかった方から、まだ自宅の近くでは持てない方、車内で席を譲ってもらってもスマホをするといやみを言われてしまう方など様々です。
いつ参加しても、その時の自分と同じ悩みを持つ方がいて、思いを共感できて嬉しいです。
悩みも工夫も共有できるきららは私の中で大きな存在です。

★きらららしい体験と交流



新しくできた神戸アイセンターのビジョンパークを見学してみたいということと、原田さんの歩行のお話を聞いてみたいなぁと思い参加しました。
ビジョンパークでは説明を受けながらいろんなものに触らせてもらい、体験できました。
特にドライブシュミレーターは画面が見えないので、横からでてきた障害物を避けることが難しかったですが、実際の車に乗った感覚でアクセルやブレーキ操作ができたので、楽しかったです。
使い方の目的は違うのですが、昔乗っていた車を思い出し、懐かしかったです。
歩行についても、見え方や環境によって感じ方が違うので、それぞれの意見を聞くことができてよかったです。
キララ交流会ではフランクに話すことができ、楽しく交流ができました。
きららに入った当初は、知り合いもなく自分から声をかけることを躊躇していたけれど、今はみなさんとフランクに話せるようになり、他でも友達作りに積極的になれるようになりました。
仲間と話す中で、視力が下がるにつれ気持ちがしんどかった時も、前を向いて進もうと思えるようになりました。
自分1人ではできないと思っていたことも、イベントに参加して、興味を持ってできるようになりました。
参加者全員で気楽に交流できるイベントを続けてもらえるとうれしいです。
単純に、みんなで、わいわいおいしいものを食べるランチ会などもいいですね。

★交流がひろがって



神戸アイセンターを丁寧に見学でき、また白杖の講習も勉強になることが多かったです。
白杖を持つ時の葛藤など自分自身と重なることがあり、共感出来ました。
きららでいろんな方との交流が増えました。
いつか京都観光か遊園地に行きたいです。

★今後への期待



興味のあったビジョンパークを見学できました。
きららで障害者スポーツを体験できればと思います。

★想いの共有ができた



神戸アイセンターのビジョンパークを見学したかったから参加しました。
歩行や白杖について、色々な人の意見を聞けて良かったです。

★関心の高い企画に満足



ビジョンパークに以前から関心がありました。
限られた時間でも、じっくり各エリアの見学ができて良かったです。
歩行の危機管理講座や交流会で様々な体験談や考え方が聞けました。