危機管理講座《災害編》

in京都
日時:2017年10月21日(土)13:00〜16:30
内容:13:00受付
13:30〜15:00講座『災害支援から見えてきたもの』原田敦史氏
講座後〜16:30きらら交流会
場所:みぶ障害者福祉会館第1、第2研修室
参加者 13名(きらら11名 プラスガイドさん)

講師紹介
原田 敦史:堺市立健康福祉プラザ視覚・聴覚障碍者センター館長。
きららの会発足時からのメンバーとして、会の運営やサポートに関わってくださった方です。 
視覚リハビリテーション施設での歩行訓練士として、
また東日本大震災以降、度重なる災害時の視覚障害被災者の支援活動をされてきました。

今回の危機管理講座は 災害について考え、学び、どんな準備をしたらいいのかを知るために企画しました。
原田敦史さんに、震災や水害への準備の必要性をわかりやすくお話いただきました。
家具や食器棚を固定すること、避難場所がどこにあって、そこまでのルート確認ができているのか、
もしも災害が発生したときの家族との合流場所を決めているかなど、災害が起こった場合を想定しての具体的な話で、勉強になりました。
非常食をご当地グルメで準備すれば、楽しくできそうと思いました。
今回は10数名といつもに比べると参加者が少なかったですが、全体交流ができ、ひとつひとつしっかりと話ができました。

★参加者の声


★危機管理の実践、それぞれの工夫をシェア

台風接近の中でしたが、安全に終えることができました。
原田さんの災害支援体験、わかりやすいクイズなど、重いテーマでありながらも楽しく学び、交流できました。
ありがとうございました。
皆さんがいろいろ工夫されていたり、意識を持っておられて、ぼけっと暮らしている私は勉強になりました。
いろんな意味で、被災した時のイメージを持つことができました。
車いすの母の体の状態も含めて、自宅避難ができるような心がけをしたいです。
そして、どこに行く時も、曖昧な伝言でなく、行先を明確にしておく必要があると感じました。
非常食の話はいろいろ出ましたが、備えることも楽しみながらできるように、何かおもしろい缶詰をご当地グルメとして集めてみます。
また、食器棚のガラス飛散防止シートと、ドアロックと、転倒防止の突っ張り棒、また設置します。
子供が小さい時は完璧にやってたんですけど、すっかり外しておりました。
トイレットペーパーも1袋は常に余分をストックしておこうと思いました。
我が家は幸い、家の中の避難ルートに家具の転倒がないので、とりあえず模様替えは必要なさそうです。
引っ越しの時に、たんすとか本棚は居室にいれないようにしました。
一定の場所に固めて入れてます。
ご講演頂いた原田さん、ありがとうございました。
スタッフさん、サポートさん、現場で支えて下さった皆さん、ありがとうございました。

★身近な話題をテーマに交流がナイス

危機管理という言葉はわかっていても具体的にどんなことをしたらよいのか?
自分ができているのか?、具体的に聞く機会が少ないので、参加して勉強したいなと思いました。
災害での実体験や困ること、役に立つことなど、今まで聞けなかったことを講師の原田さんに聞くことができ、よかったです。
参加されたみなさんの防災の意識と工夫してることなども聞くことができ、参考になりました。
クイズも楽しかったです。
その後のきらら交流会では、少人数ということもあり、ゆっくり話ができました。
年代が上の世代が多かったので、若い世代の話も聞けたらよかったです。
今回のように、身近なことで生活に取り入れられる講座も年に何度かやっていただけるといいなぁと思います。
きららで、自分の知らないこと、やったことがなかったことを挑戦することができ、視野が広がりました。
同世代の仲間と関わる機会が増えて、友達もできました。
カラー講座では、パーソナルカラーを知ることで、服選びや小物など、あきらめかけていたおしゃれにも、また、興味を持つことができました。
スマホ企画では、難しいと思っていたiPhoneの楽しみを教えていただき、便利に使えるようになりました。
視力が下がってしんどかったときに仲間の存在と情報を得ることができ、気持ちを前向きにすることができました。

★ぜひ、聴いておかないと

視覚障害者向けの災害講座を今まで受ける機会がなかったので、是非聴いておかないと、と思い参加させて頂きました。
実際現地で支援されておられた先生のお話から、いざというときに備え自分がするべき備えが、よくわかりました。
今回のように、講師の先生をお迎えして、生活に役立つ講座をしていただくのも良いと思います。

★きららで気持ちが前向きに

以前から防災について、同じ視覚障がい者間で情報交換できる機会を探していました。
様々な対策,工夫が聞けて良かったです。
仕事以外で一人で遠出する機会が増え、気持ちも以前より前向きになれている気がします。

★日常生活をテーマに今後も企画を

今回の講座は、少人数でじっくり交流できました。
それぞれの工夫や質問もあり、具体的な備えについて考えることができました。
今後も、日常生活に役立つテーマで交流会ができればと思います。
便利グッズ、支援機器、移動、買い物での工夫、健康のためにしていることなど。
見えない、見えにくいにも関わらず、前向きな姿勢は自分にとって新鮮で、自分もやらなければと思うことがあります。
趣味やおしゃれなど。
きららメンバーと話をすることで、ひとりひとりの思いに耳を傾ける大切さを実感しました。
きららを通して、障害の受容、受容できない辛さ、新たな取り組みなど、その人の気持ちはさまざまですが、ひとりひとりの気持ちを大切にしながら活動していきたいです。