第13回仕事サロン


日時 8月9日
参加者 30名(きらら16名)

 今回は関西SLから初参加3名、きらら初参加3名と新たなつながりが生まれました。
20代が9名参加ということで、きらら発足当初の雰囲気でした。
 ランチ会では、自己紹介と自分たちの活動についても情報交換できました。
サロンでは、座談形式の中、現在の就活あれこれをお聴きしました。
見え方の変化の中での継続雇用の経験についての体験談もありました。
参加者がそれぞれの日頃の思いを語ったサロンでした。
その声をもとに、フリータイムでは仕事を探している人、仕事をしている人、マッサージ職の人の3つの分科会となりました。
さらに具体的に思いを共有でき、
お互いの経験などから「一人じゃない」を感じる時間となりました。
白杖体験、パソコン体験もあり、
具体的なスキルにつながるアドバイスを受けることもできました。

参加者の声

★新たな出会いと現状理解から、今後の課題へと

ランチ会では、関西SLから参加された方、初めてきららに参加された方が多く、
新しい出会いがあり、良い情報交換の場になったと思います。
20代の参加者が多かったのが新鮮でした。
そして、関西SLの活動を聞くことができたのは懐かしかったです。
僕も大学時代に関西SLで活動をして、多くの経験をしました。
サロンでは、現役大学生から就職活動の現状、仕事をしている当事者から働き続けるための体験談を聞くことができました。
現在の就職活動は、エントリーシートや試験がWEBで実施されていて、
音声対応しなかったり、時間が制限されていたりで、大変だと思いました。
サロン後半は、理療関係、仕事をしている人、これから仕事を考えている人のグループに分かれました。
テーマ別に分かれて少人数での意見交換は、共通の話題となり良かったです。
それぞれの悩みに対して、その経験者からヒントが出せていたと思います。
視覚障害者が仕事を続けていくためには、どのようなスキルや工夫が必要なのか、
また、見えなくても働けることを勤務先に理解してもらうためには、どのようにしたらいいのかを
今後も考え続け、情報交換したいです。

★現職の方から仕事への思いを拝聴して

 今回のきららランチ会は関西SLとのコラボで集まった人数も多く、
また若い世代も多かったのでとても賑やかでした。
雑談をしながら和気藹々とした楽しいランチ会となりました。
サロンでは、参加者一人一人の仕事に対する思いや悩みを発言する場が設けられており、
皆さんが日頃どんなことを思いながら仕事をされているのか、
どんな不安や悩みを持ちながら働かれているのかを知ることができました。
後半には知りたい内容ごとに3つのグループに分かれ
より掘り下げた内容の話ができ、とても充実した時間となりました。
今回の仕事サロンの全体を通じて、鍼灸・マッサージの世界の厳しさ、
また一般就職で働く中での精神的負担を再確認することができました。

★20代から新鮮な話が聴けて

 20代の方々のお話が聞けて、すごく新鮮で楽しかったです。
今の就活の大変さ、自分の頃と変化したところも知ることができました。
自分がおばさんになったなぁ、とも感じましたが(笑)
また皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

★初参加 また参加してみたい 

 社会人1年目で、不安や問題もいっぱいですが、
 仕事サロンで様々な方と交流することができてとても楽しかったです。
また参加させていただきたいと思います。

★有意義な交流の時間

 サロン前のきららランチ会では、初めてお会いした方が近くの席だったので、お互い自己紹介をしたりしました。
新たな出会いがあり、嬉しかったです。
久しぶりに再会した方とは、近況報告を行ったりして、おしゃべりを楽しみました。
仕事サロンでは、同じ悩みを抱えている方もいて共感したり、
私の悩みに対して一緒に解決策を考えてくださったり、とても有意義な時間となりました。
ありがとうございました。

★きらら初参加、同世代の仲間と出会って

 私はランチ会、仕事サロンに初参加しました。
普段、私の周りには同世代の人がいません。
同世代で話ができ、とても充実した1日となりました。
仕事サロンでは、今後、仕事をする際に参考になる話がたくさん聞けました。
視覚障害があると、やはりなかなか仕事をするのは難しいかもしれませんが、
私達にしかできない仕事もあるのかなとも思いました。
今後も色んなことに参加させていただき、
また、微力ながら私がお力になれる部分があれば、それも提供していければと思います。
今後も宜しくお願いします。

★きらら初参加 たくさんの方と出会っていきたい!

 私は関西slに所属しています。
きららランチ会と仕事サロンについて、
関西slの仲間から紹介していただきました。
私は、初参加でしたが、お会いした方々はとても親切で、
仕事や料理について、幅広くアドバイスをしていただきました。
また座談会で多くの方々のお話を聞き、
今後就職することを考え、どのようなことが必要になり、何ができるようにならなければいけないのかを、
少しイメージできるようになりました。
これから、多くの方々ともっと関わっていけたらと思っています。
どうかよろしくお願いします。

★かつての就活経験をどんどん伝えていきたい

 関西SLから参加してくださった方やきららに初めて参加された方もいらっしゃり、新たな出会いがありました。
特に僕は、関西SLに現役時代はほとんど関われていなかったので、
きららを通じてまた関わらせていただけるきっかけにもなりました。
そして、自己紹介では、学生の方から就活中の方、社会人の方まで幅広い世代の近況を聞くことができ、
学生時代の自分を振り返ることができました。
特に就職活動については、自分自身も経験してきたことなので、
現役の方には自分が伝えられることはどんどん伝えて行けたらと思いました。
サロンでは、見え方の変化に応じてどのように対応し働き続けるかということを
今の自分の状況に照らし合わせながら、皆さんの体験談を聴いていました。
後半のフリータイムでは、パソコン体験を受けました。
普段の業務では視力を駆使して画面を見てパソコンを使っていますが、それを
音声読み上げに切り替えたらどのように使えるかということを学びました。
日頃、マウスで操作している部分をキーボードのショートカットに変えることで
少しでも画面を見る場面を減らせること、
ワードでは作成した文書の文字だけでなくレイアウトも音声で把握することができることを実感しました。
自分が知らないことがたくさんあることを痛感したので、
これをきっかけに、もっと音声でパソコンを使えるようになりたい、
職場へのスクリーンリーダーの必要性をアピールしていきたい思いが生まれました!
貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
見え方は人それぞれ千差万別で、それも時とともに変化していくので、
どう対応して行くのかということをこれからも常に考えながら働き続けたいと思います。
これからも、仕事サロンを通じて多くの方と多方面から情報交換やお互いの交流を深めて行きたいです。

★初参加 これからもきららでつながっていきたい!

初めてきららのランチ会と仕事サロンに参加させて頂きました。
仕事サロンでグループになってお話しをする中で、働いておられる方々のお話しをお聞きし、
障害についてのアプローチの仕方等、今後の就職活動に役立てていきたいと思っています。
ランチ会でもたくさんの方とお知り合いになれてよかったです。
今後、きららの皆さんとつながっていけたらと思っております。
よろしくお願いいたします。

★20代の皆さん、きららへようこそ!

今回は20代が9名、初参加6名と新たなつながりが生まれました。 
20代ならではの悩みとか、重いとかを、きららを通して分かち合っていけるといいですね。
出会うきっかけはなんであっても、同世代で話せる人がいると、それだけで安心できることもありますから。
また、学生から社会人へ、恋愛や結婚とか、あれこれ大きな変化がある時期でもあったりしますよね。
かつて20代だったメンバーもきららでいろんな悩みとか工夫とかを話していました。
そして、ほんの少しお姉さん、お兄さんが一歩先を歩いていることで、相談できたり安心できたり、
未来を描けたりなんてこともあります。
勿論、今までだけでない、これかもそんなきららをつないでいけたらと思います。
初参加のみなさん、フランクでおもろいきらら、話せる場所としてのきららへようこそ!
これから一緒に楽しいきららの時間を作っていきましょう。
 ランチ会からわいわい交流できた一日でした。
懇親会は少人数でしたが、SLの先輩後輩がフランクにわいわいやっていて、
こういう感じって、ええもんやなと思いました。
きららにも関西SLのOBさんがいるので、安心してもらえるところもあるかもしれませんね。
そして何より、いくらsnsが進んでも、実際顔の見える関係でないと伝わらないもの
がある!という感覚を20代の皆さんが感じていることを知りました。
「テーブルをはさみ、肩をたたき合い、握手できる、リアルにつながることの大切さ」を、きららは大事にしてきました。
「ほんま、そうやんな」と共感できることが、私はとても嬉しかったです。
初参加の皆さんからのアイデアもどんどん取り入れて、企画していきたいと思いますので、
何かやりたいことがあれば、お声を聴かせてくださいね。

■白杖体験レポ■


体験内容
○暗いところでの杖の操作確認
○屋内の移動

〜ワンポイントアドバイス〜
社内のルール(右側通行とか左側通行とか独自のもの)があれば、それを知って的確に動く。
そのためには、伝い歩きも有効であり距離感をつかむまでには扉の数などを確実に数える。
そして、廊下の横断などでも防御の姿勢を取りながら歩く。

●体験参加者の声


 白杖体験では、白杖は面を意識して使用することの大切さを教わりました。
また、屋内で白杖を使わない場合の歩行訓練もしていただきました。
壁に沿って歩く場合は、手の甲を使うこと、
不安に感じる場所では、腕を体の前に持ってくること、顔などの守り方を教わりました。
様々なことを丁寧に教えていただき、大変勉強になりました。

■音声パソコン体験レポ■


体験内容
○画面のズームと音声の併用
○ワードの音声活用
○マイワードの特徴

〜ワンポイントアドバイス〜
業務で使用しているソフトを音声で確認しながら操作することで、「聴く」理解に慣れる。
小さな窓の中の項目や選択肢などの細かな文字は、カーソル移動のイメージをもとに、
内容の確認は音声に集中し動く。
文書作成はテキストファイルで行い、レイアウトのみワードで整える。

●体験参加者の声


 普段の業務で、ワードを使用していますが、
画面を拡大しても文字やレイアウトを見て確認することが、しんどくなっています。
音声に切り替えないといけないのはわかっているのですが、
最近、会社との交渉の末、ようやくズームテキストを導入していただいたこともあり、これ以上の交渉は容易ではなさそうです。
そんな中、パソコン体験を受けたことで、実際に見ることに困難があっても、
音声とショートカット活用で、業務の時短が見込めるのではと感じました。
文字情報だけでなく、ちゃんと配置も音声で確認できる、
画面に顔を寄せていても正しく確認できていたかどうか・・・の部分の底上げになるのでは・・・と感じました。
PCトーカーのショートカットなどはネット検索で知っていたのですが、
実際に音声で確かめたことで、なるほどという感触がありました。
個別対応の講習などを活用して、音声操作のスキルを身に着ければ、
今より仕事が効率よくできるようになるかもしれないと感じました。
自分で工夫しながらやってきたことも、
もっと別のやり方なら近道もあることを実感できました。
Windows8のユーザーではないので、8を体験できたことも有意義でした。

以下、案内文です。

  第13回「目の見えない人・見えにくい人の仕事サロン」
  開催のご案内

 目の見えない人・見えにくい人、また最近見えにくくなってきた人が集まって、仕事について話せる場が京都にも欲しい。
そんな思いから、五つの団体が共同して2012年に「仕事サロン」を立ち上げました。
 丸3年を迎える今回は原点に立ち返り、外部講師をお招きせず、参加者の皆さんにじっくりお話しいただく場にしたいと考えております。
そして、お一人おひとりの言葉にゆっくり耳を傾けていきます。
このサロンは、働いておられる方・仕事を探しておられる方の日々の思いを共有し、明日への元気を見出す場です。
あなたと同じしんどさを抱えている方がきっと他にもおられるはずです。
一人で悩んでおられる方も、戸惑っておられる方も、色々な方に出会ってみませんか?
サロン終了後、17時頃より懇親会も予定しております。
多くの方のご参加をお待ちしています。


共催:日本網膜色素変性症協会(JRPS)京都支部
弱視者問題研究会(関西地域)、きららの会
京都ライトハウス鳥居寮訓練修了者の会「フェニックス会」
日時:8月9日(日)13時20分〜16時50分
会場:ライトハウス 1階 和室
対象:目が見えない方・見えにくい方、支援者の方等
参加費:無料(懇親会は別途3,000円程度)
問合せ・申込:職業部 野々村(ののむら)
   (Eメール nonoyan2004@yahoo.co.jp)
   または京視協事務所 担当 今井(いまい)まで
   仕事サロンURL