第17回仕事サロン

日時 8月28日
参加者 30名(きらら14名)

 今回のメインスピーカーはきららメンバーの河村優子さん。
子育てと仕事、どちらも誇りと責任を持って向き合っておられる熱いお話でした。
子育て会スタッフとして、きららパパママを引っ張っていってくれる頼もしい河村さん。
そんな彼女の社会人としての顔に触れることができました。
メイン講演、分科会、そしておなじみのきららランチ会、
どれも元気をもらえる時間でした。

参加者の声

★仕事サロン初参加 

わたしは、視覚障害を患っている知り合いや友達がほとんどいません。
いろいろな方と、交流をもってみたいです。
11月6日のストレスケアの仕事サロンも、家族の予定がなければ参加したいなと思ってます。
いろいろな方が情報を教えてくれたり、さんだんしてくれたり、ありがたいことです。
サロンに参加して、本当によかったです。
情報だけでなく、みなさん、さまざまな工夫をしながら仕事や生活をしていらっしゃるのを聞いて、
「自分も頑張らないとな」という気に、改めてなりました。
出会いって大切ですね。
こうしていろんな方に出会えたし、いろいろ教えて頂いて、感謝してます。

★仕事サロン初参加

現職の教師の方ともつながりができ、参加できてよかったです。

★仕事サロン初参加 

 私は専業主婦で5歳と2歳の男の子を育てています。
今回友人の河村さんが講演されるのを応援したく、また子育てとお仕事を両立されてるお話をお聞きしたく
参加させて頂きました。
河村さんとはきららの子育て会を通じて知り合ったのですが、
同じ色変ママで子どもの年齢も1歳ずつ違いということで意気投合し、
お互いの家を行き来するほど親子揃って仲良くさせてもらっています。
河村さんのように、介護福祉士という素晴らしいお仕事を
勤務体系を変えながらでもずっと誇りをもって続けてるのってほんとにカッコよく、心から感心、尊敬します。
講演の中で、
「世の中で一番大変な仕事は未来を担う子どもを育てるお母さんだと思います。だから子育てが一番大事」と
話されていて、ほんとにうれしく思いました。
子どもは成長し、いつか子離れしなきゃいけない時がやってきます。
子どものためにも自分のためにも自分の将来を考えなきゃなと改めて思いました。
河村さんのようながんばりは私にはマネはできませんが、
いつか私も社会貢献できる何かを見つけたいな、準備しなきゃと思いました。
きららママさんとの出会いで「私はひとりじゃない」を感じることができました。
「皆見えにくくても見えなくても子育てがんばっておられるんだな」って思います。
きららママさんから、私は勇気とパワーをもらっています。
河村さんとお友達になれたこと、本当にきららの会に感謝です。

★仕事サロン初参加 

 やっぱり、行ってよかった。というのが私の感想です。
 河村さんの講演はとても力強く、人として、女性として、母として、
しっかり前に進んでおられる姿は、ゆるい生活を送っている私にとって、学ぶことが多々ありました。
なかなか、ランチ会などではお聞きできないお話もあり、ほんとうによかったです。
 そのほかにも、参加された方との出会いや、再会もあり、実りの多い日曜となりました。
ありがとうございました。

★実り多き1日

今回の講師は 介護福祉師の河村優子さん。
5歳から眼鏡の手放せなかった河村さんは その時その時を懸命に生きつつ
先を見据えながら 自分らしく歩んで来られたのだなという印象を持ちました。
もっとも印象に残ったのは「この人だと思える人と言葉を持っていると良い」という部分。
介護の現場では 夜勤ができることと自動車免許が必須条件となる中 それが難しいことを伝えたが
最後とばかりに 履歴書すら見てもらえない体験をいやというほどされたのだとか。
唯一徒歩や自転車で 自力で通えそうな老人ホームに奇跡的に採用され その当時の上司から捧げられた言葉。
「働くなら 知恵か汗を出しなさい。どちらも無理なら働くべからず」(確かこんな感じだったかと思います)」には私自身もはっとさせられました。
法律も整備され たんに障害者だからというだけで働けないということは 減ってきているようですが
裏を返せば 何か社会に貢献できるだけの物事を持ち合わせていないと行けないよということなのだと考えます。上司の方の言葉には そんなメッセージも込められていたのかもしれませんね?
私の知る限り 名古屋近辺では仕事と視力障害をテーマに 公に語り合う場を見いだせないこともあり
貴重な時間になりました。
ご一緒していただいたみなさん 1日ありがとうございました。

★仕事に対する誇りと責任

河村さんの講演は、介護福祉士として働く中でのことだけでなく、
子育てという最重要責任をもって挑む仕事についての思いもありました。
両立という言葉でおさまるようなものでない、強い意志が込められた講演であったと思います。
今後の展望についても、自己を客観視して歩んでいくための決意もあり、
仕事に対する誇りと責任を感じました。
質疑にもご自身のストレートな思いで対応されていて、すばらしい講演でした。
メモの取り方についても工夫を共有できました。
分科会では、人付き合いと支援制度機器のグループでの交流でした。
人付き合いグループでは、職場における理解の求め方についての話がたくさんありました。
どうしたらいいのだろう とか 自分はこうしている などの情報共有もありました。
人それぞれの状況の差異はありますが、調和について考える時間であったと思います。
支援制度・機器については、便利なものの取り入れ方、入手方法、アナログでの工夫、
制度やサービスの情報提供など多岐にわたりました。
視覚リハ、就労支援、盲学校スタッフが加わっての交流であったため、
話題に合わせて必要なエッセンスの提供もされていました。
懇親会はいつものお店ではありませんでしたが、お店の方の温かい配慮もあり、
とりわけ、皿・グラスなどの位置の声かけ、トイレへの手引き、テーブル会計、注文しやすい席の確保など、
サポートを頂きました。
何度か利用しているお店ではありましたが、人数が多くてもサポートを申し出て下さったお店に感謝です。
お店は、千本通り南行き 二条駅バス停前の亀屋権八です。
きららの会として立ち上げから関わってきた仕事サロンは、17回を終えました。
このサロンをきっかけにきららへつながっていかれた方もおられます。
当日の現場では事前にきららへの連携としての対応、それ以外の対応などもあり、
私はきららの皆さんとゆっくり交流できないことがありますが、ランチ会を実施することで
きららとしての同世代交流を大切にすることもできます。
丸ごと1日の外出となり、負担も大きいですが、それ以上に得る者の大きい1日です。
次回の仕事サロンは11月6日、ストレスケアをテーマにきららメンバーの守田稔さんが講演されます。
これまでにもきららでご一緒されている方はご存じだと思いますが、
守田さんはおだやかで温かい人です。
私はご一緒するたびに癒されます。お人柄の力なんだと思います。
次回仕事サロンで皆様とご一緒できますことを楽しみにしています。

★強い意志と責任の意味

今回はきららメンバーの河村さんが講師で、子育てと仕事を両立しながら働く熱い話でした。
全体の参加者は30名弱でしたが、
女性、子育て中の参加者が多かったのが今回の特徴でした。
第1部の河村さんの講演では、
介護福祉士の仕事を選んだ経緯、その仕事に就くまでの努力と苦労、仕事をする中での工夫、
プライド、責任などの話を聞くことができました。
見えにくい中、介護職の現場で仕事をするには、強い意志と責任がないとできないと感じました。
私自身も弱視の時がありましたので、見えにくい中、就職活動をする、
仕事をやり遂げるという苦労や悩みがよくわかります。
私は民間企業で事務職の仕事をしています。
職種は違いますが、仕事に対する責任、心がけていること、見えない中での工夫など、
河村さんの話には共感がたくさんありました。
家庭、子育てという母親としての重責をもちながらの仕事への思いの話は、
素晴らしいものでした。
第2部の分科会は、支援制度、支援機器のグループで情報交換をしました。
懐中電灯、拡大読書器、音声ソフトなど、自分が使っている機器の紹介、
購入方法についての情報交換をしました。
機器を使わず、当事者ならではの工夫の話もあり、話は拡がりました。
また、仕事サロン前には、きらら恒例のランチ会をしました。
少ない人数でしたが、ひとりひとりの思い、最近気になっていることなど、ゆっくり話ができました。
仕事サロンから参加された方とはあまり話ができませんでしたが、今後ともよろしくお願いします。
次回は11月6日、テーマはストレスケアです。
ぜひご参加くださいね。

★講師 河村さんより

講演のチャンスをくださったこと、心より感謝申し上げます。
自分をみつめることができ、たくさんの方とお会いできたこと、本当に大切な1日になりました。
ありがとうございました。
以下、案内文です。

第17回「目の見えない人・見えにくい人の仕事サロン」


 目の見えない人・見えにくい人、また最近見えづらくなってきた人が集まって、仕
事について話せる場が京都にも欲しい。そんな思いから、五つの団体が共同して2012
年に「仕事サロン」を立ち上げました。
 第17回目となる今回は、子育てと仕事を両立しながらパワフルに働いておられる河
邨(かわむら)さんのお話しを伺った後、「メモの取り方」をテーマに、皆さんの日
頃の工夫を共有したいと思います。
 また後半は、いつものように小グループに分かれ、参加者の皆さんより悩んでおら
れることや日頃の思いなどを出していただければと思います。
 このサロンは、働いておられる方・仕事を探しておられる方の日々の思いを共有し
、明日への元気を見出す場です。あなたと同じしんどさを抱えている方がきっと他に
もおられるはずです。一人で悩んでおられる方も、戸惑っておられる方も、色々な方
に出会ってみませんか?
 サロン終了後、17時頃より懇親会(3,000円程度)も予定しております。 多くの
方のご参加をお待ちしています。
日時:8月28日(日) 13時30分〜16時50分
会場:ライトハウス 地下 研修室2
内容:
第1部 講演 「介護福祉士として、母として、笑顔を忘れずに!」
     講師  河邨 優子(かわむら ゆうこ)氏(介護福祉士)
 第2部 テーマトーク「あなたの工夫をみんなで共有 メモの取り方編」
 第3部 分科会「人付き合いについて」「支援機器と制度について」
主催:京視協 職業部
共催:京都府網膜色素変性症協会(JRPS京都)
弱視者問題研究会(関西地域)、きららの会、
京都ライトハウス鳥居寮訓練修了者の会「フェニックス会」
費用:無料
問合せ・申込みは こちら
   または、京視協事務所 担当 今井(いまい)まで。
仕事サロンURL http://kyosikyo.sakura.ne.jp/contents/read/id/112

<講師・河邨優子氏プロフィール>
 1977年生まれ、京都府福知山市出身、5歳からメガネをかけての生活で、10歳で網
膜色素変性症とわかる。短大卒業時に介護福祉士を取得し、社会福祉法人成光苑に正
職員として就職。現在は、同法人の高齢者デイサービスの介護士として、非常勤で週
3日〜4日勤務。6歳と3歳の2児の母。趣味はジョギング。大切にしていることは、家
族との時間、母としての自分。