第22回「目の見えない人・見えにくい人の仕事サロン


〜企業視点から視覚障害者の就労を考える〜」

今回は、就労における障害者と企業のマッチングに取り組んでおられるオムロンパーソナル株式会社様より小中様にお越しいただき、ご講演いただきました。
これまでの実績を踏まえ、企業が求めている人材とはどのようなものか、視覚以外の障害者の状況から見えてくるものは何かなど、幅広い視点からお話しいただきました。
小グループに分かれての分科会では、日頃の思いや情報を共有しました。

日時:11月26日(日) 13時30分〜17時
会場:ライトハウス 地下 研修室2
内容:第1部 講演「企業視点から視覚障害者の就労を考える」
講師 小中健太郎(おなか けんたろう)氏(オムロンパーソナル株式会社)
第2部 分科会「人付き合いについて」など
参加者 きらら8名(サロン参加者25名)

〈講師プロフィール〉
小中 健太郎 氏
所属:オムロンパーソナル株式会社
障がい者就業支援チーム。2007年4月オムロンパーソネル株式会社入社。人材派遣事業、事業構造革新グループを経て、2014年より障がい者就業支援事業に従事。
現在の担当業務は、障がい者就業支援という分野において、企業に対するアドバイスや人材紹介、求職者に対する就職支援、またオムロングループの採用支援や活躍支援などを行う。

セミナー実績
@ 2015年 京都市主催研究会「障害者雇用ステップアップ研究会」
テーマ:障がい者が活躍出来る職場とは
A 2016年 全国ろうあ連盟 パネルディスカッション
テーマ:企業の合理的配慮について
B 2016年〜2017年 企業内勉強会、セミナー実施
C 学生(障がい者)に対しての就活ガイダンス

参加者の声



★テーマフリーのおしゃべり交流会スタート!


今までの仕事サロン前のランチ会は、仕事をテーマにした交流が中心になっていました。
一般職以外の人、仕事サロンには行けないけど交流はしたいという人からのニーズを反映して、仕事以外のテーマでの交流を企画しました。
7名の参加でしたが、少ない人数だからこその交流となり、ひとつひとつゆっくり話ができました。
話題はさまざまでしたが、気軽に「話す」「聞く」ができたと思います。
仕事サロン前のおしゃべり交流会は続けたいと思います。
仕事、日常生活、支援機器、歩行環境、趣味、余暇活動、対人関係、ストレス解消法など、テーマトークで交流ができればと思います。
見えない、見えにくいにも関わらず、前向きな姿勢は自分にとって新鮮で、自分もやらなければと思うことがあります。
趣味やおしゃれなど、きららメンバーと話をすることで、ひとりひとりの思いに耳を傾ける大切さを実感しました。
きららを通して、障害の受容、受容できない辛さ、新たな取り組みなど、その人の気持ちはさまざまですが、ひとりひとりの気持ちを大切にしながら活動していきたいと思います。

★歓迎!京都でも気軽に話せる場


「フリートークを京都で」ということで気楽に参加しました。
少人数ということもあり、楽しくおしゃべりできました。
仕事サロンは、企業が求めている人物像や就労に関する内容をお聞きしたいと思い、参加しました。
就労に関する現状や企業への伝え方、実際に働いておられる実体験や実例を出していただき、わかりやすいものでした。
今回は講師の方がロービジョンの方だったので、今後はもう少し視力のない方の場合は、どのようにしているかの具体例も教えていただければ嬉しいです。
働いておられる方の体験談をお聞きできたらと思います。
きららで今まで、出会わなかった同年代の方々とつながり、仲間や友達が増えました。
メーリングリストでは、いろいろな情報が入り、視野も広がりました。
イベントに参加することで、自分が今までしなかったことに対しても興味を持つことができました。
これからも参加していこうと思います。

★小グループなら話やすいな


私は大勢より、こじんまりした方が合ってるので、楽しかったです。
最近、焦っても仕方ないかなあて思えるようになったかなと思います。

★ロービジョンの就労体験、参考になりました


自分の仕事に参考になることがあるかと思い、参加しました。
自分と同じくらいの視力の方の実際の働いている話を聞けて良かったです。
きららに参加して、自分と同じ視覚に障害のある方々と情報交換や交流を持てたことは、自分にとってはとてもプラスになりました。
また、嵐山に行った時のような観光が出来ればしたいです。