第5回仕事サロン



日時 平成25年8月25日
参加者 44名(当事者26名 支援者12名 その他6名)
※きらら参加者11名(きららランチ交流会参加者11名)

講演「視覚障害者が働く上で必要な環境とは?」
  〜支援者・情報支援機器の役割、そして今後の就労支援制度への期待〜
講師 井上 英子氏(視覚障害者就労生涯学習支援センター代表)

講師プロフィール
  ○1973年4月より社会福祉法人日本盲人職能開発センター勤務、2006年3月退職。
 ○2006年4月より視覚障害者就労生涯学習支援センターを代表として開所。
 ○2006年より2009年まで弘前学院大学大学院社会福祉学研究科講師(非常勤)、福祉教育専門学校講師等を務める。
その間、1998年より障害者雇用支援機構の障害者雇用管理サポート協力専門家として協力。
 ○2005年より全国障害者技能競技大会(アビリンピック)主査等に就任。

第5回仕事サロンは、開催1周年を迎え、特別講演を実施しました。
いつものようなサロン形式ではなく、
東京から講師をお招きし、講演会形式で行いました。
 当日は講師の先生から、
視覚障害者の民間企業への就職や在職者のサポートは今どこまで進んでいるのか、
視覚障害者の主体性を尊重する介助者・支援者の役割とは?など興味ある事例を多数お聞きすることができました。
併せて、参加者の皆さんからも活発なご意見や今後の展望についての期待の声をお聴きすることができました。
 日々多くの悩みを抱えながら働いておられる視覚障害者の方、
仕事を探しておられる方、
「働く」をテーマに集まれる場所としての仕事サロン。
その拡大版として、今回のサロンには
支援者の方にも多数参加頂きました。
東京の先進的な取り組みについてお話を聴き、
明日への元気と、今後への課題について
当事者も支援者も共に考えることのできる良い機会となりました。

参加者の声


★きらら、仕事サロン共に発参加

私は初めてきららに参加しました。
たくさんお話ができて有意義な時間を過ごせました。
ありがとうございました。
仕事サロンの講演では、自分の知らない世界を知ることができました。
多くの団体、支援者のご尽力と共に、視覚に障害をもった方一人ひとりの努力が伝わってきました。
ジョブコーチをはじめ、障害をもつ人への支援をたくさんの方に知ってもらえるよう、私にもできることを考えてやっていきたいと思います。
自分自身が少しでも長く、やりたい仕事ができるよう、仕事サロン等に参加し情報を得たり、
皆さんの仕事ぶりを参考にし、がんばってみようと前向きになれる機会となりました。
ありがとうございました。

★同世代の仲間と思いを分かち合うことの大切さ

きららランチ交流会では、自己紹介をしながら、和やかな雰囲気でお話をすることができました。
普段悩んでいること、思っていることが話せたように思います。
同世代の同じ立場の仲間で、お話ができるのは貴重なことだと思います。
またこういう機会があればぜひ参加したいです。

★支援者が増えることへの期待

仕事サロンでは、就労支援の具体的事例を聞くことができました。
業務の様子をみてもらうことで、細かなことまでサポートを受けることができるのは、
当事者にとってありがたいことです。
ただ、支援者という社外の方が会社に入り、
社内情報を目にすることを認めない会社があると思います。
この件については、サロンで質問をさせて頂きました。
やはり、社外の人が入ることを強く拒否する企業もあるという返答がありました。
(私が勤務する会社は認められません。)
エクセルやワード、パワーポイントなど、仕事内容に応じて使う機能は変わってきますので、
当事者が習得したいことを明確に支援者に伝えることが大切だと思います。
全国に支援者が増え、よりよい職場環境が確立されればと思います。

★最新の就労支援、多様な中身が全国に拡がることへの期待

仕事サロンでは、就労支援の具体的な話を聞かせていただき、その支援の多様さに驚かされました。
歩行訓練やマニュアルの点字化といった仕事に直接関わることだけでなく、
業務の流れや様子を見てもらうことによって職場での理解を深めたり…。
長期的、かつきめ細かい対応をされていることを知り、
この取り組みが全国へ広がっていってほしいと思いました。
講演前のランチ交流会では、
初めましての方とお寿司を食べながらおしゃべり…というほど話せませんでしたが、
普段聞けない子育ての話をきくことができました。
10月のカラー講座も楽しみにしています。

★仕事サロンへ発参加 ジョブコーチ支援を知って

きららランチ会では、初めて入会された方もおられて
いろんなお話ができてうれしかったです。
私は仕事サロンは初参加でした。 普段はなかなか聞くことのできないジョブコーチの役割なども詳しく聞くことができて、参考になりました。
私はまだ仕事はしていませんが、「この制度があることで安心して働けるようになるのかな」と感じました。
今回たくさんのお話を聞けて、有意義な時間を過ごすことができました。
次の仕事サロンもまた参加したいと思います。
次回のカラーコーディネイト講座にも参加しますのでまたよろしくお願いします。

★仕事サロンときらら、新たなつながりに感謝

8月25日(日)のきらら交流会&仕事サロンに参加された皆さん、お疲れさまでした。
きららランチ交流会では、初参加の方もおられ、とても和やかな雰囲気でした。
皆でテーブルを囲み、自己紹介を交わし、お互いを知ること、そして、お互いを理解することはとても大事なことですよね。
また、ゆっくりおしゃべりの会もぜひやりましょう!
仕事サロンでは、今までのサロンとはひと味違う雰囲気の中、とても貴重なお話を聞かせていただきました。
普段、パソコンを使うことが少ない私には、専門用語は難しかったですが、
必要となった時に、パソコンでどのようなことができるのか、またどのような制度を活用できるかなど、今後に役立てたいと思いました。
仕事サロンは、それぞれの仕事上での困っていることや工夫していること等々、様々な角度から、フランクに話せる場であると思います。
また、皆さんも気楽に参加してみてくださいね。
新しい仲間や、新しい情報などに出会えると思いますよ。
新規に入会された皆さんきららの会へようこそ。
また新しいお仲間が増え、嬉しい限りです。
一緒に楽しい時間を作っていきましょう!

★きららと仕事サロン発参加、未来を描いて

ランチ会では口下手なので
小さくおとなしくしながら、聞きに回ってました。
カレー味でほうれん草を炒め物にしたら
子供も食べやすくなるのかな。とか思いながら、皆さんの話を聴いていました。
でも、とても楽しい集まりで入会して良かったと感じました。
そのうちしゃべると思います。
またよろしくお願いします。
仕事サロンの講演は
勤務先規模の大小関わらず継続した勤務と状況を
いかにして作り上げるかを思いながら聞いておりました。
自身の経験も踏まえてですが…。
実のあるサロンでした。

★きららと仕事サロン、人と情報につながるタイミングの大切さを実感

朝から、大阪、兵庫方面の警報・注意報発令で
参加の方々の移動が心配でしたが、11名全員が無事に集まることができ良かったで
す。
いつもバタバタの私を、細かい動きでサポートしてくれたスタッフに感謝です。
お寿司もボリュームたっぷりでおいしかったです。
千本北大路 北西側にある魚清さんはランチもされていますので、今度は来店して楽しみましょう。
初参加2名を交え、カラフルな顔ぶれで久しぶりのおしゃべり交流会でした。
きららは交流会をメインとした活動が中心でしたが、
最近は多方面へのトライやお出かけで、ゆっくり交流という機会が減っていました。
これも、交流会だけでは物足りないという声の上に
スタッフが運営の中身を工夫してきたからこその今です。
でも、時には本来のきらららしい交流会も大切だと感じました。
それは、新しいお仲間を迎えるたびに、いつも私が心にひっかかっていたことなんです。
まず、何がしたいかという前に
「隣の人はどんな人なの」というのが一番のニーズなんですよね。
古いおつきあいの仲間とは、少しの会話でもわかりあえるけれど
やはり新しいメンバーにとっても、居心地の良い時間を作ることも大切だと思いました。
そういう意味では、次回のカラー講座でも
おしゃれについて普段感じていることを話し合える時間を
大切にしたいと思います。
仕事サロンは、昨年夏に立ち上げ、
これまで当事者間の情報共有をメインに、サロン形式で実施してきました。
これまできららメンバーも、積極的に参加してきました。
仕事サロンを貴会に、
きららを知って下さり、仲間になった方もいます。
きらら世代にとって切り離すことのできない「働く」というテーマを
これからも仕事サロンを通して、考えていきたいと思います。
今回は、最新の障害者就労について学ぶ講座でしたので、
どちらかと言えば直接ヒントを得られるというよりは
少し専門性の高いお話だと感じられた方も多いと思います。
でも、きっと知らなかった制度や、
見えないからできないと思い込んでいたエクセルやワードの活用についても、
音声やocrの活用で可能になることを知っていただけたことはプラスだったのではないでしょうか。
数年前は音声が出なかったものも、今は出るというものも増えていますので、
自分にとって「しんどい」と感じていることを、クリアできるツールとスキルを獲得すれば
現状や未来の不安を改善できる可能性はあるんですよね。
だから、一人で考え込んだり、しんどくなったりするだけでは人生損ばかりですので、
何か困ったら、ちょっと詳しそうな人につながれるネットワークを持っておくのが肝要ですね。
そういう意味では、仕事サロンで支援機器に詳しい人と出会えるチャンスはありますよ。
私自身は、ワードで表を理解するというのは、苦手なので、
そんなレベルじゃ全然だめだなと感じました。
でも、実際には視力ゼロでも表どころかパワーポイントの作成もしておられるわけですから、
音からレイアウトをイメージ化することは可能なんですよね。
このスキルは職業訓練のエリアなので、容易に習得することはできませんが
パソコンすら触ったことない私が、
とりあえず今はエクセルも触れるので、
可能性ゼロってこともないのかなと思いました。
まあ、このところ頭のしわが増えないのを感じていますので自信はありません。
サロン後、スタッフミーティングと懇親会もあり、
きららの皆さんとの時間を作ることができなかったのは残念でした。
本来ならば、このサロン後にそれぞれの思いなどを話あうことができれば
もっと良かったですね。
次回の仕事サロンは
実施予定です。