きらら仕事サロン通信



仕事サロン
主催:公益社団法人 京都府視覚障害者協会職業部
共催:日本網膜色素変性症協会(JRPS)京都支部
弱視者問題研究会(関西支部)
きららの会
京都ライトハウス鳥居寮訓練修了者の会「フェニックス会」

仕事サロン お問い合わせ先
公益社団法人京都府視覚障害者協会・職業部 
同事務局(担当=藤原) 
рO75−462−2414    FAX   075−462−4402
メール syomu2@nifty.com

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第4回仕事サロン 平成25年5月26日
第3回仕事サロン  平成25年2月24日
第2回仕事サロン  平成24年11月18日
第1回仕事サロン  平成24年8月5日

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第1回仕事サロン

平成24年8月5日

京都で[仕事、働く]をテーマに集まれる場を作りたい
そんな思いが形になりました。
京視協職業部を中心に、賛助団体が参画し
最初の一歩を踏み出しました。
第1回仕事サロンの参加者は 28人。
個々には充分に発言できなかったと思いますが
他の方の話を聴いていただける良い機会になったのではと思います。
きららの会として、このサロン準備会から関わり、
きららメンバーは5名参加。
仕事をテーマに、サロンを通して他団体の方とも面識を持ち、
ネットワークを拡げる機会となりました。

参加者の声

★準備会から参加

サロンでは司会を担当しました。
28人が自己紹介するだけでもかなりボリュームたっぷりです。
いろんな仕事をしている人がいることに、シンプルに感動しました。
見えにくさや周りの人との摩擦というハードルがある中でも
みんな踏ん張っておられることを知り、胸がジーンとしました。
私は懇親会に参加できませんでした。
サロンより、さらに突っ込んだ話が飛び交うであろう場に
同席できなかったことはとても残念です。
私は、司会という立場ですから、
「皆さんの仕事の悩みの共通点はどんなものだろう」という点に留意して傾聴していました。
皆さんの悩みの中から出たキーワードは、
仕事に活かす支援機器、周りとのコミュニケーション。
今後の仕事サロンの課題についても考えることができ、良い経験となりました。

★懇親会ではリアルな仕事トークが・・・

サロンは、大人数の参加で、自己紹介で時間があっという間に過ぎました。
お一人、お一人、仕事、働くということに様々な思いや経験があり、
多くの刺激をいただきました。
懇親会には、14名が参加。
テーブルごとに、サロンでは聞けなかった仕事の内容や職歴など、
話が飛びかっていました。
もちろん、話が弾めば、お酒も進み。
とってもとっても賑やかな会となりました。
一つのテーマに皆が集い、自分の経験や思いを語ること、聞くことで、
日々の生活に追われがちな毎日ですが、
こうした機会に触れ、自分自身を振り替えることもでき、また新たな気付きがありました。
次回のサロンへも、参加できればと思います。

★いろんな働く姿にふれて

現職の方、障害と共に長年勤めあげられた方、様々な職種の方、就活中の方、内定をもらった方、
いろんな立場の人が集い、参加したみなさんにとってよい刺激になったのではないかと思います。
懇親会では、お盆期間も仕事をされているという方の話が聞けて、
お盆だからといって仕事が休みにならない私にとって
良い励みとなりました。

★若い人達に伝えたいこと

出産後、私はほとんど外で飲むことがなくなりました。
会社の忘年会や歓送迎会などで飲むくらいです。
久しぶりに、若者ののりってやつを感じました。
私は、ガイヘルさんのお迎えがあり、いち早く失礼したのですが、
まだまだ飲んでいたいという気持ちでした。
仕事サロンに参加させていただく前は、
こんな私に、何が伝えられるんだろうと思っていました。
でも、今は、次に続く若い子たちに、伝えてあげたいことがいくつかあります。
そんなふうに考える、自分を振り返る機会になりました。
次回も参加したいです。

第2回仕事サロン

平成24年11月18日

 第2回目の仕事サロンは
「情報支援機器」音声・拡大機器、ルーペや凸シールなどをテーマに話し合いました。
ICレコーダーやパソコンの活用、視野障害者のアイパッド等の活用、
制約のある職場の中での工夫といったいくつかの事例を紹介した後、
参加者の皆さんと日頃の工夫や悩みを分かち合うことができました。

★視野障害者のiPadの活用

  iPadはプライベートで「こんなのがあったらいいな」ということを実現できた経緯から
仕事にも活用することにトライしました。
紙ベースの資料とメールデータを
ワード、エクセルのデータに入力し、取りまとめるのが業務内容です。
私は視野が狭く、コントラスト感度が悪いので、
紙ベースやデータに限らず、資料を視認で確認することが困難です。

業務の中での工夫について
●データ化された数字や文字は、ズーム機能と音声ソフトを利用し確認できる。
●入力ミスがあるので3回チェックする。
(現在:周りの職員の方の配慮で、チェックのフォローを受けることも多々ある。)
●紙ベースの資料で行間が狭いもの、経理関係のエクセルの表は、
スキャナで取り込んで拡大して確認する。

iPadの活用で業務の効率化を実現
●iPadの活用で、視認困難な資料にも対応する工夫を検討。
●iPadは、画面がクリアで、コントラストを自由に調整できるので良い。
●PDFの画質が良ければ、拡大させても文字がかなりくっきり見える。
●パソコンより画面の角度を自在に変えれて見やすく、しかも音声読み上げと拡大ができるiPadは魅力的。
(※注意:少しずつ、iPadの音声機能で読めるものが増えてきていますが、目が必要な場面も、まだ多いです。)
●仕事の作業内容の説明を受ける時は、可能であればiPadで動画として撮影保存し、メモとして活用。
音声も同時に保存できるので後でゆっくり聞き返すことも出来る。
●ワード、エクセル、PDFの書類をiPadで拡大し読む。
●小さなメモ、失くしてはいけない書類もiPadのカメラやアプリでデータ化して保存。
●細かな書類にチェックを入れることも、iPadの専用のペンを使い
拡大してチェックを入れる。
●メモもiPadですることによって、管理が楽になる。
●4世代目のiPadはカメラを使えば拡大読書器として使える。
アングルが自由に変えられてiPadを好きな高さにセットしておけるスタンドを利用することで、拡大読書ができる。
(現在:スタンドでは拡大読書器のように、書類を平行に動かす事ができない為、良い代替物を検討中)
●パソコンのサブディスプレイとして活用できる。
●許可を得た会議や必要な時は、録音アプリを使う。

※視覚障害の特性を活かして職業に活用できるものと判断されればipadも申請が可能。(担当機関の回答)
(後日談:福祉機器として申請してもらう予定でしたが、数ヶ月間申請にかかるという事で、
上司の理解もあり、職場で買って頂く事ができました。)

★スクリーンリーダーを使用してのパソコン利用

全盲歴20年、パソコン操作は全部我流で勉強しました。
使用ソフトは、XP、スクリーンリーダー、オフィス2003、マイメール、MMメール、IE、ネットリーダー。
業務内容は主に視覚障害者の生活訓練指導員とそれに伴う事務作業。
●点字、パソコン、プレックストーク等の支援機器、制度サービスの紹介。
●パソコン、点字の教材作り。点字データのプリントアウト。
以前は、パソコンで点訳したデータを作成していましたが、
現在はサピエから点字データをダウンロードし、編集しテキスト作成をしています。
●エクセルでの訓練生の出欠管理。
●エクセル、ワードでの支援計画の作成。
●会議資料、各種配布物の作成
ワード、エクセルでの資料作成は、データ作成がメイン。
簡単なレイアウトはするものの
最終確認は晴眼職員との連携を要します。
自分が作成したものは容易に把握できるのですが、
他の職員からもらったデータなどは
イメージ化しにくいことが多いです。
時には、既存のデータを一度テキスト化して
再度レイアウトを構築する方が効率的なこともあります。
●月替わりの時間割をエクセルで作成。
この時間割のチェックは晴眼者よりも正確にできます。
この作業は一つずつセル移動し、音声でデータの中身を確認することで、
全てのセルをなぞることになります。
一見非効率に思える作業ですが、正確なデータ把握につながると言えます。
●ロービジョンの訓練生に対するパソコン画面の把握と伝達
必要に応じて、音声だけでなく、画面の状況を伝える必要があります。
個々のニーズに応えるための対応が求められる中、
「一緒に学ぶ姿勢」を大切にしています。
5人同時にパソコンの訓練を担当する時もありますが、
5台分の音声を聞き分けることは、さすがに厳しいです。
●パソコンの設定とメンテナンス
●ブレールメモ、プレックストーク等で会議を録音。
●至急の場合には、墨字を書いてメモ伝達することもある。

★職場の制約のある中での機器利用

  ICレコーダーの活用
公務員 事務職

業務内容について
●大型コンピューターシステムの運用管理。
拡大も音声もない時代だったので紙ベースのものをキーボード入力して作業。
ルーペを組み込んだ弱視眼鏡を使い、
眼が悪くても大型コンピュータを操作できる人が少なかったので、15年勤められた。
パソコンの時代になっても、必要な機器とソフトなどは、
自分の好みで持ち込みができたことで、業務が継続できた。
大型コンピュータの時代は終わり、そういう仕事は職員がするのでなく、業者がすることになり、
自分が得意だった分野を喪失することになった。
●今は、業者とシステム管理のやりとりをする業務。
専用ネットワークにつながったパソコンを使う時代になり、
自分に必要な環境を持ち込めなくなった。
情報セキュリティの観点から他のソフトを入れることは許可されない。
全盲職員は音声ソフトの使用を許されたが、
自分は採用時に見えることを前提に雇用されたため、
機器・ソフトの持ち込みは容易には許可されないと思われる。
自分のパソコンで使っている音声も拡大も職場には活用できない。
高倍率ルーペを眼鏡に組み込んだ特殊な弱視眼鏡を特注。
それが、唯一見えにくさをサポートするツールとなっている。
●電話対応時にICレコーダーを使用。
復唱確認をし、後で手書きメモやテキストデータにするか、聞き返して利用する。
この録音物は個人情報なので、職場外には持ち出せない。
情報支援機器がどんどん進化する中で、
それを持ち込めないままぎりぎりのところで工夫しながら仕事をしてきた。

※高倍率ルーペを組み込んだかけ眼鏡は4年に1度申請が可能。
※音声ガイダンス付きICレコーダー)パナソニック、オリンパスから音声ガイド付きのものが出ている)

★第3回仕事サロン

平成25年2月24日

第3回仕事サロンは、以前は民間企業、現在は公務員として働いておられる
福島憲太さんのお話をお聞きした後、分科会に分かれて話し合いました。
 目の見える人の中で働いていて、
自身の仕事をどのように作り出していけばいいのか、
もっと便利なものが使えないのか…
と感じておられる方も多いのではないでしょうか。
サロンで、働いておられる方の日々の思いを共有し、
明日の自分に活かせるヒントを得る機会となりました。
第1部 講演「就職活動、そして障害のない人とともに働くなかで考えたこと」
講師:福島 憲太氏(弱視者問題研究会 関西地域副幹事)
第2部 分科会(「情報支援機器」「人間関係について」)

★仕事サロンで講演をさせて頂いて

2月の仕事サロンで、「視覚に障害がない人と働く中で生じた問題、つちかった技術」というタイトルで
40分にわたり講演させていただきました。
今回は、(特に人とぶつからないための)からだの動き、あいさつ、表情、自分が発する言葉の4つのテーマについて、
仕事をする中でどんな問題に直面し、
そしてその問題を解決するためにどう自分を変えてきたのかについて話をしました。
聞いていただいた方からは、
「さまざまなことを考えさせられる内容だった。」、
「まったく見えていないとまねるのが難しいと思うアイデアもあったが、その背景にある考え方には興味をもった。」
といった感想をいただきました。
話してみた自分としては、何人もの方からさまざまなことを考えさせられる話だったとの感想をいただき、
話をしてよかったのかなと思います。
一方で、参加者の方々がどんな話を聞きたいか分からないまま話をしたため、
はたしてどれだけの方の役に立つ話だったのだろうかという不安もあります。
見えにくいなかで仕事をすることについて、話をさせていただく機会が増えてきました。
多くの方の前で話をするときは、聞いていただく方の中で
特に厳しい環境で働かれている方、
悩んでいる方の役に立てるような話をすることを心がけています。
ただそうすると、「そんなことで悩む必要があるとは、信じられない。話の内容に不信感をもった。」といった感想をいただくことがあり、
はたして今のまま特に深刻に悩んでいる人にメッセージを伝えるような話し方がよいのか、
多くの方の受けがよい話をすることをめざすのがよいのか、悩んでいます。
とはいえ、少しでも役に立てるなら、人前で話をするのは大好きです。
またこのような機会があればと思っています。

講師=福島 憲太氏プロフィール
京都市伏見区出身。
小中高と京都市内の普通校に通った後、
佛教大学に進学し臨床心理学を学ぶ。
2005年4月に某メーカーに入社。ネット通販に関する仕事、
人事労務に関する仕事にたずさわる。
2011年4月に大阪府の学校事務職員に
転職。現在、東大阪市内の中学校勤務。

参加者の声

★仕事をテーマに、人がつながっていくこと

今日は、きららから4名、総勢19名でのサロンでした。
福島君がメインスピーカーで、情報提供して下さいました。
きららでご一緒して久しいのですが、
じっくりご自身のお話を聴く機会は少なかったので、
良い時間となりました。
コミュニケーションと情報支援機器の二つの分科会では、
それぞれが自分の知りたいこと、思うことを語り合うことができました。
私は情報支援機器の担当でした。
音声ソフトとキー操作、拡大の併用について、
ワード、エクセル、OCRの限界について、
iPadの活用についての情報交換がされました。
年齢も見え方も様々な仲間が、テーマをしぼりこむことによって
「自分の知りたい」に近づけることができたと思います。
また、このサロンを通して、きららの会を知っていただき、
きららに興味を持ってくださった方がおられたことも嬉しいことです。
勿論、サロンでもきららのイベント告知をばっちりしておきましたよ。
若いお仲間にホームページをご紹介し、
パンフレットもお届けしておきます。
いつの日かきららの交流会にご参加いただけると嬉しいですね。
また、今回はきららメンバーの紹介で
学校職員の方がサロンに参加して下さいました。
きららを通して、広く情報が、必要なタイミングで、必要な方に伝わったことが
とても嬉しかったです。